7th contact Zero Gravity

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「んん…」  口内に潜り込んできた凱の舌に翻弄される。 「ん…ふ…っ」  上顎をねっとりと舐められて、背中がぶるりと震えた。  ぐい、と腰を引き寄せられて、肌と肌がぴたりと重なる。  凱の体は熱くて…触れたところがどこもかしこも温かい。 「ん…」  心地よさに、鼻から息が漏れた。 「あったか…きもちい…」  恵多の体を暖めるように、凱の腕が恵多の背中をぎゅっと抱きしめる。  硬度と質量を増したコブラが肋骨をぐいぐい押す。  何もかもが熱くて愛おしくて嬉しくて幸せで、腰がじんと痺れた。 「あっ」  凱の大きな手がいきなり尻たぶを掴む。恵多は思わず声をあげ、腰を反らした。  骨ばった長い中指が尻の割れ目を滑り下り、蕾へと到達する。 「ああっ、あっ、んっ」  蕾を指の腹で撫でられて、トントンと突かれるたびに体が揺れ、変な声が出てしまう。 「んっ、んっ、んっ」  何とか声を抑えようと必死に口を噤んでいたら、凱が耳元で囁いた。 「恵も勃ってる」 「…えっ?」  慌てて両腕で凱の胸を押し、自らの下腹部を覗くと、恵多のジュニアはふるふると立ち上がり、凱の腹に先走りを垂らしていた。 「うわっ」 「恵の中に入りたいけど…無理だよな」 「っ」  前準備が、出来ていない。 「ごめ…今日は」 「分かってる」  言葉とは裏腹に、凱のコブラは二人の腹の間で雄々しく天を睨んでいる。 「あの…それ以外なら、僕なんでもするから。君のこれ、どうしよう。僕が手で…口で…」 「いや、いい。俺、今日視覚でかなりやられてるから。あんたのエロい姿みてるだけでイケそう」 「は?」 「何ならエロい声だけでイケるし」 「え?」  一体何をみてやられたのだろうか。  声だけで?  いやいやまさかそんな訳ないだろう。 「だいぶあったまったな」  凱はシャワーを止めて、恵多の全身をバスタオルでゴシゴシと擦った。 「んっ」  タオルが胸の尖りを掠めるたびに、声が出る。 「ここ、感じるようになったよな」 「っ!」 「後で可愛がってやるから、先にドライヤーで髪乾かせ」 「…っ」  真っ赤な顔でドライヤーの風を浴びている間に、凱は手早く二人の衣服を浴室に干し、浴室乾燥のスイッチを入れていた。  か、可愛いがるって…。  凱の指と舌が恵多の胸を這う感覚が甦って、胸の突起がじくじくと疼く。  ジュニアに血液が集まって、また先走りを溢した。  あーバカ、僕のバカ、考えるな。  恵多は雑念を払うべく、ひたすらに頭をガシガシと拭いた。
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