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俺は煮え切らない武藤に対して、ややキツい言い方をしてしまったので、
「それが出来れば、ここには来てませんよ」
と、彼もキツく言い返した。
「そらまあ、そうですね」
俺はそう言って、キツく言ったことを謝った。
「いえ、こちらこそ、すいません。彼女のことが心配でつい・・・・」
と、武藤も頭を下げた。
俺は話の鉾先を変えることにした。
「あの、たった三日とはいえ、約束してた毎日の連絡が途絶えて心配になる気持ちはわかりますが、こういった私のような所へ来るほどの心配事って、なんですやろか? もしかしたら、病気とか身内に不幸があったとか、そういったことを考えたせんかったんですか?」
「それも考えましたが、闇金業者のことがありましたから」
「はい?」
「さっき、彼女の闇金への借金の話をしましたよね。その一部を私が立て替えたってことも・・・・」
「はい」
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