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〖資料〗江戸川乱歩の少年物が連載された「少年」
【少年】
戦後設立された光文社の少年向月刊誌「少年」1950年(昭和二十五年)一月号目次↓
戦後、江戸川乱歩の莫大な収入源となった「少年探偵団」シリーズ戦後第二作『虎の牙』第一回。
『鞍馬天狗』でブレークし、歴史小説で活躍した大佛次郎、『姿三四郎』で知られる富田常雄、詩人、ユーモア作家のサトウハチロー、英仏語両方に長けた元小学校教師の南洋一郎ら錚々たる顔ぶれが並ぶ。
絵物語として大佛次郎の長兄で英文学者、エッセイスト、天文学者、「冥王星」の命名者で「星の文学者」と尊敬された野尻泡影が文章を書いた絵物語『宇宙探偵局』。挿絵は小松崎茂。
漫画は、田川水泡に師事し、長谷川町子の兄弟子。『あんみつ姫』で知られる倉金章介の『ベンチくん』。
当時は小説を中心とした構成である。
【少年痛快文庫】
同誌に掲載された光文社の売り物のひとつ「少年痛快文庫」の広告。
光文社は当初、少年物に力を入れていた。
大林清は戦前のプロレタリア作家。戦後は海外小説のリライトなどで活躍。
さらに横溝正史の名前に注目。↓※第二章は『知られざる江戸川乱歩の世界』と重なる部分も多いが、画像は一新し、更に新しいエピソードを付け加えている。
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