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江戸川乱歩の少年物の版権を一手に引き受けた光文社では、自社で刊行している「少年」「少女」で連載した「少年探偵団」シリーズはもちろんのこと、他誌に連載された作品まで、連載終了後は「少年探偵 江戸川乱歩全集」として単行本化。
莫大な売り上げを誇り、光文社に多大な利益をもたらしたばかりか、乱歩に多額の収入をもたらした。
光文社で刊行された「少年探偵 江戸川乱歩全集」は下記の通りである。
()は初出である。
1.『怪人二十面相』(「少年倶楽部」1936年一月~十二月号)
2.『少年探偵団』(「少年倶楽部」1937年一月~十二月号)
3.『妖怪博士』(「少年倶楽部」1938年一月~十二月号)
4.『大金塊』(「少年倶楽部」1939年一月〜1940年二月号)
5.『青銅の魔人』(「少年」1949年一月〜十二月号)
6.『虎の牙』(「少年」1950年一月〜十二月号)
7.『透明怪人』(「少年」1951年一月〜十二月号)
8.『怪奇四十面相』(「少年」1952年一月〜十二月号)
9.『宇宙怪人』(「少年」1953年一月〜十二月号)
10.『鉄塔の怪人』(「少年」1954年一月〜十二月号)
11.『海底の魔術師』(「少年」1955年一月〜十二月号)
12.『灰色の巨人』(「少年クラブ」1955年一月〜十二月号)
13.『天空の魔人』
※中編二編収録。
『黄金の虎』(「読売新聞」夕刊に1955年九月十二日〜十二月末)
連載時の題名は『探偵少年』。絵物語の体裁で九十三回に亘り連載。
『天空の魔人』(「少年クラブ増刊」1956年一月十五日発売)
14.『魔法博士』(「少年」1956年一月〜十二月号)
15.『黄金豹』(「少年クラブ」1956年一月〜十二月号「少年クラブ」)
16.『妖人ゴング』(「少年」1957年一月〜十二月号)
17.『サーカスの怪人』(「少年クラブ」1957年一月〜十二月号)
18.『魔法人形』(「少女クラブ」1957年一月〜十二月号)
19.『夜光人間』(「少年」1958年一月〜十二月号)
20.『奇面城の秘密』(「少年クラブ」1958年一月〜十二月号)
21.『塔上の奇術師』(「少女クラブ」1957年一月〜十二月号)
22.『仮面の恐怖王』(「少年」1959年一月〜十二月号)
23.『鉄人Q』(「小学四年生」1958年四月〜1959年三月号 引き続き「小学五年生」1959年四月〜1960年三月号)
「少年」1954年(昭和二十九年)三月号。明智小五郎の偽者が出現する。↓
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