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1960年(昭和三十五年)。「少年探偵小説全集」全十巻が刊行される。
江戸川乱歩をはじめ、海野十三、高木彬光、横溝正史、島田一男の作品を収録。
乱歩の作品は、『黄金仮面』『人間豹』『白い羽根の謎』(原作『化人幻戯』)の三作が収録された。
「名探偵明智小五郎文庫」刊行中にも関わらず、新たな全集に乱歩の作品を収録したのは、言うまでもなく他の作家の作品を売るための話題づくりである。
さらに1967年(昭和四十二年)より「名探偵シリーズ」全十五巻が刊行された。
江戸川乱歩をはじめ、海野十三、高木彬光、横溝正史の四人の作品が収録されている。
乱歩の作品は全部で八作品で、シリーズの売り物となっている。
シリーズの内容は以下の通りである。
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