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キュアリビドーは2015年に結成されたパンクロックバンドで、レーベルはインディーズのスプラッシュ!レコーズ、事務所はベースの親が運営するトーキングガスト。メンバーはボーカル作詞の直井侑哉、作曲とベースとギターの藤崎発人、ドラムで顔出しNGの菱沼謙太のスリーピースバンド。キャッチコピーは「スキゾチックパンク」。特徴は奇々怪々な歌詞、下手糞な演奏、コア層による圧倒的な支持、妄想で作られた世界観は聴く人を選ぶ。直井曰く「僕らみたいなのが売れたら日本は色々な意味で終わってる」。バンド名の由来は当時直井に口唇ヘルペスができて、風俗のせいだと考えた直井は早くこのちんこの問題から立ち直りたいという一心で「キュアヘルペス」と名付けた。それからもっと根源的に「キュアリビドー」とした。基本東京でしかライブをしない。ライブでは直井がずっと喋り続け、曲数としては4、5曲しか演奏しない。略歴は2009年、直井がピンでお笑いをやっている時にお笑いコンビ「北から南へ収束」のマネージャーである藤崎が何かやりませんかと提案する。藤崎は直井のツイッターのファンだった。2015年、藤崎の知り合いの菱沼が参加して本格始動する。2016年、自主制作で「スキゾチックバイポーラ」を販売。2018年「世界滅亡大作戦」、翌年世界滅亡大作戦ツアー(と言っても都内数箇所のライブハウスをめぐる)、2021年「俺だけ ep」、2023年「魔術惑星グーグルアース」からレーベルがついて発売するようになった。以上、ウィキペディアからの情報だ。
最近かき集めているのはウィキペディアにない直井の芸人時代の情報で、調べる限り直井の芸人時代はめちゃめちゃくすぶっていた。どんなにネタを作っても披露する場が与えられず腐っていた。そんな中息抜きでやったバンドが成功し食べていけるようになった。その時を振り返るに「有り得ないことを信じ続けるという無謀な試みを支えているのは、無尽蔵にある根拠のない自信だ」と直井はインタビューで答えていて、私はときめいた。何も確実なものだけを信じている訳ではない。真実でないものを信じて良いのだ。それは希望なのだ。だから私は信じている。直井は私のアニムスなのだと。私のアニムスはいつか腐ったこの世界に爆弾を落としてくれる。私に爆弾を落としたように。
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