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2章輝虎雷の試練
輝虎雷
「マグマ龍火炎を放つんだ。」
マグマ龍
「調子が戻ったわい。しかし小さいままで元にもどらんのかのぉ。」
ドタバタドタバタ
はぁはぁはぁ
輝虎雷
「どうしたんだい龍華そんなに走って。」
赤龍華(せきりゅうか)
「うんとねわたしねお兄ちゃんと戦いたいの。
お兄ちゃん私が相手になってあげてもいいよ。」
輝虎雷
「龍華の聖獣は、何。」
赤龍華
「朱雀だよ。でもまだ小さいんだ、
だからマグマ龍でおねがいね。」
輝虎雷
「じゃあ行くよ。マグマ龍。」
赤龍華
「行くわよ。ピヨピヨちゃん。
先制攻撃マグマを呼びだして。」
マグマが地面から飛び出して塊になり
マグマ龍に飛んで行った。
輝虎雷
「マグマ龍マグマを受けるんだ。」
マグマ龍
「あの娘何やってるんだ。
マグマを受けたらわしがパワーアップする
だろうに。なんだこれはからだがなんかかゆい。うわー。」
輝虎雷
「マグマ龍大丈夫。あれ何なんか光ってる。」
マグマ龍
「お、元に戻った。」
輝虎雷
「なるほど。わかった。マグマ龍ピヨピヨちゃんに溶岩を飛ばすんだ。」
赤龍華
「さすがお兄ちゃん、私の考えていることが分かったのね。ありがとう。ピヨピヨちゃん溶岩を食べて。」
ピヨピヨちゃんは、溶岩を食べた。
なんとピヨピヨちゃんは、大きな朱雀になった。
赤龍華
「もうピヨピヨちゃんじゃないね。バサバサちゃんだね。」
輝虎雷
「やはりそうだったか。でも大きくなったから的が広がって技が当たりそうだ。マグマ龍地面を叩いて岩石を投げるんだ。」
マグマ龍
「おう任せな兄貴。」
マグマ龍は、たくさんの岩石を朱雀に向かって投げた。
赤龍華
「バサバサちゃん全部避けて。よし今だよ。雷撃波。」
輝虎雷
「雷撃波そうきたか 。じゃこちらも雷撃波で迎え撃て。」
マグマ龍
「何やってるんだ。引き分けになるぞ。だから勝手にマグマで壁を作って。あとはマグマに身を潜めるだけ。」
輝虎雷
「何してるんだマグマ龍早く雷撃波。」
赤龍華
「ゆうこと聞かないみたいね。
そのままマグマ龍に突っ込んじゃえ。」
マグマ龍
「お、来たぞ。今だ。爆撃溶岩。」
赤龍華
「なんでこうなったの。わたし負けたの。」
輝虎雷
「何してるんだよマグマ龍おとな気ないだろ。こうやって勝てるのは知っていた。でも勝ったら泣いちゃうだろ。」
マグマ龍
「そういうことだったのか、なら早く言ってくれよ。
お前さんが間違えたのかと思ったんだよ。ごめんごめん。」
赤龍華
「ありがとうお兄ちゃん。
悔しいけどわたし泣かないよ。わたし強いもん。次は勝つからね。覚悟していてね。ふふふ」
輝虎雷
「ごめんマグマ龍怒って。でも泣いてないみたいでよかった。でも逆に火をつけてしまったようだ。」
女王がひらりと目の前に降りてきた。
女王
「輝虎雷いい勝負だった。
あの龍華に勝ったなんてすごいぞ。
私は、去年、龍華が16才になったから闘技場に行かせたんだ。
あまり期待していなかったんだよ。
しかし、見事決定戦まで行き私と勝負をしたんだよ。私は負けてしまったんだよ。
負けたことのない私が初めて負けたからすごく悔しかったよ。
その龍華に勝った輝虎雷は、すごいぞ。」
赤龍華
「お母さん、お兄ちゃんは、魔物山に行かせるんでしょ。」
女王
「まさか、あんな危険な場所行かせるわけにはいかない。」
赤龍華
「何言ってるの私はあそこで強くなったんだよ。魔物は魔物でも、修行を手伝ってくれるいい魔物たちだよ。みんな私の友達だよ。」
女王
「いつのまにそんなことしていたんだい。」
赤龍華
「私は、女王を引き継ぐんだよ。それくらいのこと簡単だよ。」
女王
「そうかわかったじゃ見に行くとしよう。輝虎雷も行くぞ。」
赤龍華
「初めて三人でお出かけだね。お母さん。」
女王
「確かにそうだったね。龍華。」
輝虎雷
「女王様、いやお母さん。僕は国を平和にできますか。」
女王
「何言ってるんだい。輝虎雷1人では行かせないよ。私たち三人と傭兵千人で闇黒炎王国に行くんだよ。説明足りなかったね。でもまだ行かないよ。輝虎雷はまだ修行が足りないからね。」
赤龍華
「あ、オークちゃん。
女王
「お、オークだとあの猪顔の凶暴のやつ。」
赤龍華
「この子は小さい頃から一緒にいるから人は襲わないよ。」
女王
「ほんとだな。なんかかわいいな。」
赤龍華
「あれ、どうしたのこの傷。何かにやられたのかな。」
女王
「この匂い闇黒炎の匂いだよ。2人とも気をつけるんだよ。闇黒炎の奴らがいそうだからね。」
輝虎雷
「う、頭が頭が割れそうに痛い。」
赤龍華
「大丈夫今解放してあげる。朱雀ちゃん聖炎。」
輝虎雷
「ありがとう。赤龍華。」
女王
「あれは、あの人じゃないか。」
赤龍華
「待ってお母さん。」
輝虎雷
「どうしちゃったんだいきなり。」
赤龍華
「もしかしたら催眠術にかかっちゃったんじゃないかな。」
女王
「なんでそんな姿になってしまったんだ。」
赤龍華
「お母さんの声が聞こえる。急ごう。」
輝虎雷
「間に合わない。よしマグマ龍きみが好きな美女が危ない先に行っててくれ。」
マグマ龍
「美女のためならなんでもやるぜ。」
マグマ龍は、鼻息を荒くしながら飛んでいった。
赤龍華
「マグマ龍は、本当に美女が好きなんだね。」
輝虎雷
「マグマ龍もう戻ってきたのか。」
赤龍華
「あれは違う。闇蛇だ。朱雀ちゃん聖炎お兄ちゃんを守って。」
闇蛇は解けるようにして土に吸収されていった。
輝虎雷
「ありがとう。龍華。2度も助けられたよ。僕もしっかりしないとな。」
赤龍華
「あ、いたマグマ龍。あれ、なんか牛みたいな人と戦ってる。」
輝虎雷
「早くなんとかしないと。雪雷、聖雷放射。」
牛みたいな男は。正気を取り戻したようだ。」
牛みたいな男
「俺は何しているんだ。なんでここにいるんだ。なんでこんな姿なんだ。
そうだ。確か息子を助けに行ってたんだ。彼女は、どこだ。あれ名前は確か、龍白美華。
そうだ美華。美華ぁ〜。美華ぁ〜。
女王
「お前さんは変わらず。すぐ大きな声を出して泣くんだな。まあ、そこがかわいいんだよな。風虎炎(ふうこえん)おいで私の懐に撫でてやるぞ。」
牛みたいな男
「そうだ私は風虎炎(ふうこえん)私の名前だ。
誰だ呼んだのは懐かしい声だ。美華。美華じゃないか。無事だったんだな。会いたかったよ。」
女王
「それは私のセリフだ。私だって会いたかった。
心配したんだそ。私は、お前さんは、死んだことにしていたんだ。そうしないと手に何もつかないならな。お前さんのことを考えると辛くなるからな。でもよかった会えて。生きていてくれて。」
牛みたいな男
「輝虎雷だね。大きくなったな。小さい時の面影があるから覚えているぞ。そちらのお嬢さんは赤龍華だね。私は、誕生の瞬間はいなかったが。無事に生まれたんだね。」
女王
「そうなのこの子は、私が戦ったせいでお腹の中で瀕死になっていたの。でもいきなりお腹が光って動き出したの。朱雀様が救ってくれたのよ。」
牛みたいな男
「もう、牛みたいな男って書くのやめてくれ。
風虎炎(ふうこえん)だよ。風虎炎(ふうこえん)。
覚えたな。」
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