聖獣使いの青年

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聖獣使いの青年

聖獣使いの青年 ここはセネールの村 この村には子供が生まれたらその子供に合う聖獣を長老に見て選んでもらう。 選んだら聖獣とともに一緒に育つのである。 20になると儀式を行い 聖獣と共に旅に出て自分と聖獣が気に入った場所を見つけてそこに村を作るという風習がある。 ちょうど今、輝虎雷(てるこらい)という青年が 20歳になり子供の時から共に育った 白虎の雪雷(ゆきらい)と共に村を出るために長老の儀式を受けている。 長老 「輝虎雷 聖獣は白虎 その名は雪雷 彼らに神の御加護があらことを はぁーよっと。」 長老が杖を振ると輝虎雷は光出した。 長老 「これで儀式は終わりじゃ。 気をつけていってくるんじゃ」 すると 何やら外で大きな音がして人々の悲鳴が街を包んだ。 長老 「なんじゃ何事じゃどうしたと言うのだ。」 長老は、輝虎雷を連れて儀式場の外に出ると街は焼き払われ辺り一面火の海になっていた。 輝虎雷が見回していると黒い影が北のほうに逃げていくのが見えた。 長老は水色の水晶が埋め込まれた杖を振りがざしながら呪文を唱えて水龍を呼び雨を降らせた。 火は消えたが辺りは荒れ果てた荒野が広がっていた。 長老 「輝虎雷今日は君の旅立ちの日だというのにすまんかったのぉー。 わしにも見えたが君が見た黒い影は闇族じゃ。 北のほうで何か不吉な予感がするんじゃ。 きっと北にある闇族がアジトで何か企んでいるのだろう そなたにはそこへいってもらいたいのじゃがいいかのー。 わしが若ければわしの水龍ちゃんと一緒に行ったがの。」 輝虎雷は、目を輝かせながら 行かせて欲しいといった。 長老はいい度胸だと彼の肩を叩いた。 長老 「しかしアジトに行くにはまだ危険じゃ。 まず途中にある街に行くんじゃ。 きっとそなたの助けになるじゃろう。 気をつけて行ってくるんじゃよ。 これはお守りだ」 輝虎雷は、金の紐に虹色に輝く勾玉の首飾りをもらった 輝虎雷は、馬車に乗り北の湖までやってきた。 湖は綺麗だったので水を飲んだ。 その水をひょうたんに入れて持っていくことにした。 湖からは二つの山を越え 3時間ほどで 輝虎雷は、雷波(らいなみ)という大都市についた。 中に入ろうとすると 入り口の守衛の男に中に入るのを止められた。 守衛の男1 「待ったそなた何者だ今は、よそ者を入れるなと女王様に言われている。女王様は人を探しているのだ。」 守衛の男2 「その首につけている勾玉は、セネールのじゃないか。」 守衛の男1 「女王様は、お前さんを探していたのか。あまりパッとしない顔だな。まあよい。入ってよし。 女王様に失礼のないようにするんだ。」 守衛の男2 「まずおまえさんは、女王に挨拶するのだ。門を通るとまっすぐ歩いて階段を上ると大きな門がある。そこにいる男にこのお札を見せれば中に入れてくれるはずだ。」 輝虎雷(てるこらい)は、お札を渡された。 そして、入り口の門をくぐって レンガで敷き詰められた通りをまっすぐ進んでいった。 途中、ふくよかな女性にぶつかった。 ふくよかな女性? 「貴方いいじゃない。どこからきたの。何歳。」 そう言って抱きついてきた ふくよかな女性? 「もう仕方ないわね。これ私が作ったの貴方にあげるわ。」 輝虎雷は黒曜石で作られたお守りをもらった。 すると近くにいた男がこちらにやってきて言った 謎の男 「あれは女じゃない男なんだ飛んだ迷惑かけたな兄ちゃん。これをやるよ。」 輝虎雷は、金貨を10枚もらった、 謎の男 「10万円分金貨だ。」 そして男は言った。 謎の男 「あの男は俺のだ誰も手出しはさせねぇ」 輝虎雷は、怖いなと思いながらその場を後にした。 しばらく歩いて門の前に着いた。 そこにいた男にお札を見せて中に入れてもらった。 門の前の男 「お前さんが輝虎雷大きくなったな。 ごめんごめん覚えてないよな あれはお前さんが3才の時だったからな。 俺は、大炎(だいえん)お前さんの父親の三兄弟の末っ子だ。話が長くなりそうだ。これくらいにしておこう。女王様が待ってるぞ。早く行ったほうが良い。」 そうやってお城の中に入った。 中は、赤い壁に赤い床に黄色い絨毯が引いてあった、 するとおかっぱの娘が話しかけてきた。 おかっぱの娘 「龍美城(りゅうびじょう)へようこそ 私が女王様のとこれまでが案内するわ。 話しながら歩きましょう。 実は、私は輝虎雷お兄ちゃんの妹なの。 私の名前は、赤龍華(せきりゅうか) ここの女王様は私たちのお母さんで名前は龍白美華。白龍の使いなんだよ。とても美人さんなんだよ。美人格闘家と言われてファンがいっぱいいるんだよ。お兄ちゃんも好きになっちゃうかも。そんなことないか自分のお母さんだもんね。」 話しているうちに女王の龍白美華(りゅうはくびか)のいる玉座についた。 玉座の前の男たち 「待っていました。輝虎雷様 どうぞこちらへ。」 玉座には金で作られた冠を被り赤い着物に身を包んだ女王龍白美華がいた。 輝虎雷は、美人な女王様だと思った。 さっき妹に言われたことを思い出し赤面してしまった。 輝虎雷は顔を叩き気を取り戻した。 女王 「そなたたちそんなに大声で言ったら驚くじゃろ。まあ良い。それより。よくぞ来た我が息子、輝虎雷。何年ぶりだろうか。17年ぶりだろうな。 玉座の前の男たち 「よくぞ来た我が息子、輝虎雷。何年ぶりだろうか。17年ぶりだろうな。」 女王 「何繰り返しているのだやめておけ。困らせるだろ。」 玉座の前の男たち 「すみません女王様いたずらが過ぎました。」 女王様 「まず話さなければいけないことがある。 長くなるがしっかり聞いておくれ。 私はあんたを置いて行ったでもそれしかなかったんだ。 私は、女王になりたくなくて雷波を出て 私はセネールの村に行きそこで 私は、闇族に追われている匿ってくれと言った。セネールの民は私を受け入れた。私は、そこで三年過ぎた日。 男と結婚した。名前は風虎炎(ふうこえん)。 彼と私は格闘の闘技場で出会った。 私と彼は優勝決定戦で戦った。 私は彼に勝ったんだ。 それから彼は私の弟子になりたいと言って私の元で修行した。彼は3年で見違えるほど強くなった。 そして私たちは結婚して輝虎雷が生まれた。 それから3年後セネールは闇族たちの襲撃にあった。 彼と私で闇族たちを撃退した。 しかし、闇族のボスは輝虎雷を連れて行ってしまった。 彼と私は輝虎雷を探しに行った。 そして闇族たちのいる闇黒炎王国 に行ったんだ。 彼と私は闇族のボスと戦った。 そして勝って輝虎雷を取り返した。 そして崩れる闇黒炎王国から急いで出ようとしていた。 闇族のボスは最後の力で攻撃してきた 彼は私をかばって攻撃を受けた。 私は助けようとしたが後で俺は行く。必ず帰るから待っているんだ。 私は彼を置いて出た。 私は無事にセネールの街に着いた。 街に着くと雷波から私の母と父が迎えにきていた。 私が闇族のボスに襲われたと聞いて心配になって迎えにきたようだった。 私は、長老に輝虎雷を預けて私はセネールの村に帰った。 そして今に至るというわけだ。 私が長老に輝虎雷を預けたのは セネールが17年後焼かれるのが見えたんだ。 輝虎雷はその情景を見て村を助けるのが見えたんだ。 だから輝虎雷を置いたんだ。 だから私はセネールの街が闇族に焼かれきたのがわかったんだ。」 「闇族というのは、ここより北にある黒い炎に囲まれた闇黒炎王国にいる一族で昔からセネールにいると言われている虹色龍を狙っているのだ。 虹色龍は虹色に輝く勾玉の首飾りの中に封印されているのだが闇族たちが持っていたらと思うと心が痛いのだ。」 すると輝虎雷の首に下げた首飾りが虹色に光り出した。 女王 「輝虎雷その首に下げているのは 虹色龍の宝玉ではないか。 よかったその宝玉が闇黒炎にあるのではないかと思ったのだがよかった。 今闇黒炎で起きているのは、 闇黒炎蛇を復活させようと企んでいるのだ。」 ガタガタガタガタ 突然地震が起きた。 守衛の男たち 「大変だ大変だ街が」 女王 「なんだ何が起きたんだ。 どうしたんだ街がどうしたというのだ。落ち着いて話してくれ。」 守衛の男たち 「街が突然マグマに飲まれたんだ」 女王 「なんだそんなことか 大丈夫だ町は飲まれていない マグマ竜が起きたのだ。マグマ竜は50年に一度起きるんだ。そして大地にいる闇を追払い 人々の生活を守ってくれるんだ。 だから安心していれば良い。」 やっと騒ぎがおさまった 女王 「誰だマグマで街が飲まれたなんてデマを流したのはみんな大袈裟なんだよ。 まあ仕方ないか。」 すると、女王はいきなり手を叩いて立ち上がった 女王 「そうだちょうど良い 輝虎雷、そなたは白虎と共にマグマ龍と戦うのだ マグマ龍に勝てばそなたを認めマグマの剣と鎧が授けられるだろう。」 輝虎雷は、マグマ龍のいるところにやってきた。 マグマ龍がやってきた グワー 輝虎雷 「いでよ我が聖獣白虎雪雷(ゆきらい) 雪雷こっちから先制攻撃で仕掛けるぞ。 雪雷、氷雷を撃つんだ。」 電気をまとった氷がマグマ龍を襲う 効いているようだ。 マグマ龍は、受けるだけでいるわけがない溶岩を呼び寄せ氷雷を迎え撃った、 雪雷(ゆきらい)は、素早い速さで溶岩を避けた。 マグマ龍は火炎を放ってきた。 輝虎雷 「雪雷氷壁を作るんだ。」 氷壁で火炎を跳ね返した 輝虎雷 「氷壁に体当たり」 氷壁はマグマ龍にあたり粉々になった 輝虎雷 「雪雷変換」 雪雷は剣になった 輝虎雷 「行くぞおりゃー。とどめだ。氷雷斬」 マグマ龍は手で攻撃を受け止めた マグマ龍は頭に直接話しかけてきた マグマ龍 「輝虎雷私の負けだここまでわたしを追い込むとはそこまでやったのは 三人目だ1人は玄武使いの男 もう1人は、白龍使いの女 三人目はそなた白虎使いの男 マグマ龍の裏の声 「なんだよ今回は男かよ。 雪雷というから どんな美人が主か楽しみにしていたんだが そなたが主だったとはずいぶんと女みたいな名前をつけるんだな。 あーあー雪みたいな白い肌で長くて細い綺麗な足の武道家に蹴られたかったなぁ。」 女王 「マグマ龍はまたそんなこと言って 私のことをいっているんだろ。じゃ食らわせてやるよこのパワーアップしたものをな 覚悟しな。 とりゃー」 マグマ龍 「やったほらこいおりゃ グフ強い受け止められいだと。 なんて力なんだでも最高へへへ。」 女王 「このドM変態龍笑いながら倒れやがった。しかし本当に幸せそうな倒れ方だな。」 マグマ龍は力を使い果たしたのか小さな龍になった。 小さくなったマグマ龍 「女王ちゃま女王ちゃま」 女王 「なんだお前がマグマ龍か ずいぶん可愛くなったな。こっちへおいで。」 マグマ龍は女王様に飛び付こうとした。 しかしマグマ龍は、女王様の着物の中に入ってしまった 女王 が、ちょっと何している中に入るなこの変態龍」 マグマ龍は、鼻血を垂らしながら下に落ちた。 女王 「輝虎雷こやつを連れて行ってくれマグマ龍が起きたらマグマ装備をもらうと良い。 そなたの副聖獣にすると良い」 輝虎雷はマグマ龍を両手ですくうように拾いあげた。 第二章に続く
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