4.結末

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「おや?」  そして私は、パンツ一丁になっていた。 「は?」 「まさか」 「血圧……が」  自身の活躍と、仲間たちの熱い気持ちで極度に興奮した私は、ヒーローパワーの高まり以上に、血圧を高まらせてしまったらしい。  先ほどの竜巻による、急上昇からの急射撃、そして急降下の流れもよくなかった。 「……すまん」  イナゴ怪獣の雄叫びを背に、私たちは一目散に逃げ出した。  これが私の、そして愛すべきブリザーディーの壮絶な引退試合となったのだった。  この後、のちに史上最低の防衛戦と呼ばれる、戦隊六チーム、ヴィラン三怪人による泥仕合が行われ、どうにか地球の平和は守られるのだが、パンツ一丁で逃げ回るこの時の私に、それを知る由はなかった。
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