0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
4.結末
低い地響きが唸りをあげはじめる。
「やはりくるか! みんな!」
砂煙を巻き上げ、巨大怪獣となって立ちはだかったイナゴ怪人を前に、私は叫ぶ。
「わかってるわ、さっさと倒しちゃいましょ!」
「相手が悪かったな!」
「僕たちの力、見せつけてやりましょう!」
「いくわよ!」
私の声に応える仲間たちの気持ちに、心が熱くなる。舞台は最高潮。まさしく山場を迎えようとしている。
今日も、必ず地球を守ってみせる。
「いくぞみんな! ブリザーディー……超凍結合体だ!」
コールドシュートを握りしめた右腕を、天に掲げた。
眩い光が溢れ、私の体を包み込んでいく。
最初のコメントを投稿しよう!