3.女子の買い物は意外に簡単

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気付けば夜もふけ・・・。 「ああ、そろそろ帰らねば。」 「もう、そんな時刻か。」 「ああ、明日の仕事に差支えるからな。」 「仕事かあ・・・、そういえばこっちの仕事って楽しいの?」 「どこの時代でも同じだと思うがな。」 「まあ、確かにそうかもね。」 まあ、仕事が楽しいわけないもんね。 清明の言うとおりだ。 私は苦笑した。 「では、えりか姫・・・清明また来るよ。」 「ああ、夜道は危ない・・・まあお前の事だから大丈夫だとは思うが気をつけて帰れよ。」 「ああ、有難う。」 「またね!!」 「ああ、姫もお休み。」 そう言って退散した。 いや、思ってた通り良い奴じゃん。 うん。 しかも、意外と体格のいい好青年って感じだしね。 「では、確かに夜も更けてきてもう遅い・・・眠ると私達も眠るとしようか・・・姫?」 「はっっ!??ひ、姫って!?」 「くくっ、いや呼び名をあいつみたく変えてみたのだが・・・いや中々いい反応だな。これからば姫とお呼びしよう。」 「いいいっ、いやいいっっ!!前みたくえりか殿でいい!!っつか、むしろ呼び捨てのほうがまだましっ!!」 私がそう叫べば、彼はまた笑いながら遠慮するなと言った。 あ、これ・・・絶対遊ばれてるな。 そう確信した夜だった。
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