2.ご対面はお静かに

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そして、今に至るわけだが・・・。 ってか、ご飯を食べながら話してるだけだけどさ。 「・・・つまり、異界ではなく未来から来たと?」 「はあ・・・まあ、そうなる訳ですけど。」 とりあえず、誤解を解きつつ色々と説明する私。 えらい!! 「ふむ・・・では、時空のゆがみのせいか。」 「まあ、そう考えるのが普通ですよね。」 っつか言えねエエエエエエエエエッツ!! めっさんこに心の奥底で願っちゃったから神様に連れてこられたなんてッツ!! 恥ずかしくて言えないっ!!なーんて思ってると。 「して、えりか殿。」 「ふぁいッツ!??」 なーんて急に訪ねられちゃったから変な声上げちゃったじゃんねーッツ!?? 「貴女の後ろについてるのは水神では?」 「へ????」 意味が解らずに振り向いてみれば。 ぼわんッツ!っと出てきた出てきた水神様・・・っつか、龍ッツ!? だけど、龍は姿を変えて人へとなる。 「ほおー、我に気づくとは・・・流石安倍清明だな。」 「己龍っ!?? あんた今までどこにいたのよ!??」 「今回のコレ(ιきっと私のことだろうね。うん・・・。)は、貴方様の仕業で?」 「まあな・・・面白くなりそうだったからなw」 「・・・・・・・・たったそれだけの理由で?」 「うむ。」 ぎゃあぎゃあと騒ぐ私をなだめてる己龍に明らか安倍清明さんの目つきが変わった。 あーあ、何やらかしてくれちゃってんのコイツッツ!?的な視線なんだけどッツ!? 「まあ、そんな蔑んだ目で我を見るな。 お前にとっても好都合であろう?」 「・・・・まあ。」 Σっつか一体好都合って何ッツ!? 会話についてけない私、開いた口が閉まらないんですけどッツ!? 「それに・・・この娘・・・と言うような年齢ではないが「Σってオイイイイイイイッツ!? ふざけんなやっ!!」・・・まあ、兎に角この女おぬしの求めてる者に当てはまろう。」 「って無視かよッツ!?」 「・・・まあ、確かに。」 「ってゴルアアッツ!?? 人を無視すんじゃねえっ!!」 何コイツらッツ!? 二人揃って美形だからって無視かよッツ!?? やっば・・・はらわた煮えくりかえってきたッツ!? なーんて思ってれば、二人揃って私を見つめた。 「なっ、何よ・・・。」 「兎に角、我は疲れたからこの意思の玉・・・勾玉にて眠る。 何か危険が起こったりしたら呼び起こせ。 じゃ。」 「承知つかまりました。」 「エッツ!? 話見えないんですけどッツ!??」 なーんて私のことやっぱり終始無視でなにやら話が決まったらしいお二人様。 己龍は勾玉に入り、消えて。 その勾玉を糸に通し私へと寄越す安倍清明さん。 「コレを四六時中身につけておくんだよ? 何があっても守られるからな。」 「だから話が見えないんだってばッツ!!」 「さて・・・屋敷を案内するからついておいで。」 「ってアンタは天然なのッツ!?」 無茶振りばっかりする安倍清明さんに振り回されながら始まった私の生活。 ああ・・・ι前途多難だわ。
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