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 でもまあ、前世の記憶と乙女ゲーだろなー(溜息)という、考察ができる程度には覚えてるということは、コレってこの世界で何らかの需要があるってことでしょうからね。  有効活用しろっていう神様のお導きでしょうかね~。うむ。  娘のやってた乙女ゲームのストーリーはうろ覚えだけど聖女っていう条件にポッカリとハマってたシルフィー(我)。  ぐぬぬ。学園で光魔法の発露があるっていう予定だった気がするけどねえ~。  それでさあ、この国の聖女ってさー、王族と結婚する決まりがあんねん(鼻ほじ・・・)。  大概が、次期国王である王太子かその下の王子って感じ? 法律では王族ならオールオッケーみたいになってるんだけど、慣習でそういう流れみたい。  この世界の六法全書みたいなもんで図書館で調べたもんね。  え? 勿論王城にお邪魔した時にパパンに入場許可貰ってだよ?  あ。そうそうパパンは私が生まれてから王立図書館の司書長になったらしいんで、チョットだけ給料が上向きになったらしい。  お祖父ちゃんがなんかやったらしいよ。  貴族社てわっかんねえけど、なんとかなるんだねえ(棒読み)。  でさ、調べたらこの国は男子18歳女子16歳から婚姻可能らしい。婚約は制限なしだけど推奨年齢っていうのが、男女共に12歳からだった。  異世界の割に遅くね?  やっぱ日本のゲームだからかね。  知らんけど。
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