$気弱な会社員$

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あたし 如月 晴奈恵(きさらぎはなえ) 「そ、そんなに見つめないでくださいっ ほらあ!パソコンを起動してっ」 同僚 鬼嶋 神門(きじまみかど) 「あッ…す、すみません…(汗」 鬼嶋さんは我に帰ったようで 謝りながら、パソコンを起動した。 それからアプリを使って 売り上げとかの電子帳簿をつけていく… そんないつもの作業を黙々と続ける。 それから、しばらく… パソコンの時計を見たら、お昼になってた! ぐぐぅう… 隣から、お腹が鳴る音が聞こえて あたしは苦笑する… 同僚 鬼嶋 神門(きじまみかど) 「お腹…空きました…(汗 あ、あの…今日は…どうでしょうか? い…一緒にお昼を…」 今日もやっぱり、誘ってきたかあ… けど…あたし…お昼買っちゃったし。 あたし 如月 晴奈恵(きさらぎはなえ) 「ごめんなさい、あたし お昼買ってあるんで…」 あたしはいつもの昼食の誘いを断り データを保存して、席を立つ… 同僚 鬼嶋 神門(きじまみかど) 「そ、そうですか…」 (心:クソッ…また断られた…) 席を立ったあたしは会社の休憩室に一人で向かい その隅っこに座って買った トマトとキュウリのサンドイッチを食べる… 少しして、休憩室に鬼嶋さんが入ってきたけど あたしは気づかないフリをする。 そしたら、向かい側に来た! 同僚 鬼嶋 神門(きじまみかど) 「あの、ここ…良いですか?」 あたしは頷く。 あたし 如月 晴奈恵(きさらぎはなえ) 「はい、良いですよ。」 あたしは愛想笑いを浮かべた…
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