カプリコーンは食べられる

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 気づくと俺はすすり泣いていた。もう二時間くらい、ずっと内部を解されている。何度もローションを増やして、射手は俺の中を広げていく。時折その指先が、俺も知識だけは知っていた前立腺を掠めると、出したくなってビクビクと俺の体が跳ねた。 「ぅ……っッ……う、う……ぁ……ァぁ」  張りつめた俺の陰茎は反り返り、先端からはひっきり無しに先走りの液が零れていく。 「も、もう……もう、もういいから……っ、ぁ」 「いいって何が?」 「やめ、射手……は、早く……あ、ぁ……ぁぁぁ」 「早く、何?」 「頼むから、早く……挿れ……」 「――同意、って事で良いんだな?」 「あ、ああッ、うん、ぁ……ァあ……」  ついに堪えきれなくなって俺が哀願すると、射手がやっと指を引き抜き、ゴムをつけた先端を俺の菊門へとあてがった。 「挿れるぞ」 「あ、っ――うあ、ぁ……ア!」  たっぷりと解されたというのに、挿入された時には、押し広げられる感覚がした。未知の体験に、俺は背筋を撓らせる。繋がっている個所が兎に角熱い。ぬめるローションの水音が恥ずかしい。痛みは無い。 「あ、あ、あ」 「絡みついてくる」 「あ、ァ」
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