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「でもまだキツいな。初めてか?」
「う、うあ……あ、ああ……ああ……」
「ふぅん。じゃ、これからも俺の事だけ知っておけばいいからな」
「ああ!」
射手の動きが荒々しくなった。かぶりを振って涙ぐみながら、俺は快楽に浸る。気持ちの良い場所ばかりを何度も突き上げられ、どんどん体が熱くなっていく。もう何も考えられそうにない。
「やぁ、射手。イく。イくから、っ……ぁア!」
「俺も」
「ああ――!」
そのまま深く穿たれた時、俺は射精した。ぐったりとベッドに沈んだ俺の腰骨を掴み、射手も放ったようだった。
目が覚めると、俺の体は綺麗になっていた。ぼんやりとしていると、隣に寝ころんでいた射手が、俺にミネラルウォーターのペットボトルを見せた。
「大丈夫か?」
「あ、ああ……」
俺の声は、少し掠れていた。無性に気恥ずかしくなって、俺はギュッと目を閉じる。
「そうか。なら良かった。そろそろ俺は帰る。明日もゆっくり休めよ」
射手はそう言うとベッドから降りた。慌てて目を開けてそれを見た俺は、その後帰っていく射手を無言のまま、真っ赤のままで見送るしかなかった。
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