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本当に欲しいものとか、譲りたくないとか、別にそんなんじゃないし。関係性に名前なんてなくて、俺とこいつを繋ぐものなんて、欲を解消し合う行為のみだ。だからこそ、みらいも嫌がりつつと本気で俺を拒否はしない。
ただ、テレビやライブなどで見る、全身から輝きを発する純粋無垢なアイドルが、俺の手でどろどろに溶けているとこ。熱に浮かれて必死に俺に、涙目で縋ってくる顔とか。
誰かのものになると考えたら、面白くねぇな、と思うくらいで。
「───っ、ぅあ、あ!、や、だぁっ」
ソファの上で流れで始まった行為は、もしかしたらベッドで行うそれより、卑しさが倍増するのかもしれない。珍しくみらいを上に乗せて揺らせば、いつもより違う角度で深く入り込むそれに、ずっと痙攣しっぱなしだ。
「なあ、さっきから全然腰動いてなくて、俺全くいけてないんですけど」
「は、っ、ぁ、あ!」
「さすがに、下手すぎじゃん?」
「だって、やったこと、な、っああ!」
いいとこに当たると逃げようとするから、その細い腰を掴むと、みらいがいちばん反応する場所をぐりぐりと抉るように押し当てていく。すると、動かす度にぐちゃぐちゃと円滑にさせる蜜が溢れて絡めて、みらいは顔を赤くさせながらも、高い声で鳴き続ける。
「……は、ぁ、」
ぶるっと震えたみらいの中が、思いっきり締まって一瞬もってかれそうになったのを耐えた。ぎゅっと目をつぶった目尻に涙が溜まって今も落ちそうなのを、舌を這わせて舐めとる。
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