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走っている公親先生はとても爽やかで、男性らしい逞しさも感じた。
走るのが速い私に、ピッタリついて来られたのは、乾先生が初めてだった。
正直、ドキドキした。
でも今日は……
私のとんでもない失敗を、まさかあんな形でカバーしてくれるなんて。
まるでヒーローみたいだ。
優しすぎる。
こんなことをされて、惹かれない女性はきっといないと思う。
でも、私だけが特別なわけじゃない。
公親先生は、きっと誰の失敗であっても、同じようにフォローしてくれただろう。
勘違いしちゃダメだ。
でも、でも、でも!!
……どうしよう……
惹かれる気持ちを止められる気がしない…
◇◇
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