一章

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ただ、いつもとは違うこととして昨日嫁がテーブル上に書き置きをしていることだった。 互いに平日は仕事が忙しいこともあり、家に帰れないことも生じるので出かける時は携帯に連絡をするだけで、昨日も嫁はきちんと携帯にメッセージを送ってきていた。 なんで書き置きをしたのか、きっと理由なんてなく気まぐれなんだろうと分かっていても話の種にでもなればいいかと思い、捨てずにテーブルの上に置いたまま車と家の鍵を手にして部屋を出た。
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