壱「曲がり道」

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壱「曲がり道」

俺は大学生時代のサークル仲間タイチ、ユキトと共に久々に沖縄旅行を楽しむ事にした。 しかし設備のトラブルで便が遅れ、到着する頃には夕暮れ時だった。 「初日からトラブルで予定より半日も遅れるとか」とユキトが嘆いていた。 側でタイチがユキトの肩を叩いて言った。 「しゃーないしゃーない。後二日あるんだし、楽しもうぜ。まだレンタカー屋開いてるだろ? 急ぐぞー」 タイチは先に走り出して俺たちを呼んだ。 「ユキト、カズマ! 早く来い!」 「自分の荷物人にあずけんなよ!」 俺たちは借りたレンタカーを走らせて、予約を入れてある、沖縄市のホテルを目指した。
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