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Skincare−5 恋のターンオーバー
「なんてもったいない」
開口一番そう言って眉根を下げた絵麻に何も言えないわたし。
数日後の休日。絵麻も店長の都合で店が休みなのだというから、二人で都内のシティホテルにあるお洒落なカフェラウンジで人気のアフタヌーンティ―をしている。
窓越しには東京のビル街が広がっているホテルの最上階のフロア。柔らかいレモンイエローのソファに並べられたピスタチオカラーのクッションがすごく可愛くて、インスタ映えもしそうな空間だ。
見回せば私達と同世代の子達やカップルが楽し気に話に花を咲かせている。そんな中、浮かない顔をしているのはたぶんわたしだけだ。
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