プロローグ

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「お嬢さん、この子とどういう関係?」 「ど、どういうって…貴方達こそ何なんですか?私はただ…」 「困るんだよね、勝手にこの子連れ回されるとさ」 「連れ回してなんていませんっ!私は探し物を一緒に探していただけで……ってか“ふぅ”ちゃんの知り合いの方なんですか?」 「馴れ馴れしく“ふぅ”ちゃんって呼んでんじゃねぇよ、ブス」 「はぁ!?ブッ、ブス〜ッ!?…たっ、確かに可愛くはないですけど…」 はっきり言わなくったって…なんなのこの失礼な人達はっ!? 「でも良く見たら使えなくもない身体はしてるんじゃね?」 「ちょっと触らないで下さいっ!」 髪やら身体やら服の上から触って来る男達をキッと睨みつけてやると「お前達何してる?」と今度は別の男が静かに羽海達の居る方へ歩いて来た。 「シロっ!」と“ふぅ”は嬉しそうに駆け寄るとその男に笑顔でおもいきり抱き着いた。
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