始まりは三人で

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始まりは三人で

香織が出かける準備をして家を出ると瑠璃香と玲音がいた。 香織「あれ?二人ともどうしたの。」 瑠璃香「家が近いし三人で行こうかなーて思ったんだ。」 香織「そうなんだ。ありがとう二人ともギュー。」 香織はギューと言いながら二人の肩に腕を回し抱きついた。 香織「じゃー行こうか。」 玲音「レッツゴー。」 玲音は、走っていった。 香織「玲音ちゃん、そっちじゃないよー。」 玲音は顔を赤らめて戻ってきた。 玲音「ごめんカラオケ楽しみでつい。」 香織「玲音ちゃんって足速いんだね。でも方向音痴なんだね。」 玲音「てへへ、今度こそレッツゴー。」 瑠璃香「玲音ちゃん相当楽しみみたいだね。」 玲音「友達できたのが嬉しくてね。小学校の時も中学の時も友達がいなくて一人でいたんだ。だから友達と出かけるの初めてで、ついはしゃいじゃったんだ。」 玲音は目に涙を浮かべながら話した。 香織「そうだったんだ。今日から私と瑠璃香ちゃんと玲音ちゃんは、ずーと友達だよ。」 瑠璃香「そう友達だよ。」 玲音「ありがとう。香織ちゃんの存在と瑠璃香ちゃんの笑顔癒されるー。」 香織「ありがとう。瑠璃香ちゃんの笑顔癒されるよね。私も瑠璃香ちゃんの聖女の笑顔に惹かれて友達になったんだよ。男だったら恋してるよ。」 瑠璃香「ありがとう。そこまで言われると恥ずかしいよ。テヘペロ。」 香織「あ、カラオケサンサンだ。到着だー。」 瑠璃香「やったー。」 店員「いらっしゃいませ。三人ですね。」 玲音「あ、お姉ちゃんだ。」 カラオケサンサンに入ると玲音の姉の小田原 愛紅空(アクア)がバイトをしていた。 愛紅空 「玲音友達できたみたいね。よく頑張ったじゃない。」 愛紅空は玲音の頭をそっと撫でた。 香織「愛紅空先輩って玲音ちゃんのお姉さんだったんだ。」 愛紅空「香織ちゃんは常連さんですわ。だからもう友達ですわよね。」 瑠璃香「香織ちゃんは、顔が広いね。」 愛紅空「じゃー部屋に案内するわね。二階のスペシャルルームね。」 香織「いつもの一般ルームでいいのに。」 愛紅空「大丈夫ですわ。お代は払ってあげますわ。」 香織「じゃーお言葉に甘えて。」 瑠璃香「すごい綺麗な部屋しかも広ーい。」 愛紅空「飲み物なにがいいですの。」 香織「麦茶でいいよね。」 瑠璃香と玲音「いいよー。」 愛紅空「麦茶ね。わかったわ。ごゆっくり。」 香織「じゃあ最初に歌うね。」 香織が歌った。歌い終わると麦茶が来た。 愛紅空「お待たせ麦茶よ。フライドポテトはサービスよ。」 香織「ありがとうございます愛紅空先輩。」 玲音「次、私歌う。」 玲音が歌った 瑠璃香「次三人で歌おう。」 三人で(優しさに包まれたなら)を歌った。 香織「瑠璃香ちゃん歌って。」 瑠璃香「うん、歌うよ。」 瑠璃香は大好きなアイドルの歌を歌った。 玲音「瑠璃香ちゃん可愛い。本当にアイドルみたいだった。」 香織「瑠璃香ちゃんは、小学校の時、子役でアイドルの役やってたもんね。」 瑠璃香「そうだね。」 玲音「すごい!子役やってたんだすごい。」 玲音「瑠璃香ちゃんの歌もう一曲聴きたいな。」 瑠璃香は歌った。 玲音「瑠璃香ちゃんやっぱり可愛い。」 瑠璃香「ありがとう照れちゃうなー。」 三人は麦茶を飲みながら話し、歌い2時間カラオケで歌った。 香織「最後は瑠璃香ちゃん一緒に歌おう。」 香織と瑠璃香「明るい希望を歌うね。」 香織「中学の時、二人で作った曲なんだ。」 香織「玲音ちゃん聴いててね。」 二人はスマホで曲を再生して歌った。」 明るい希望 桜舞う入学式 ドキドキ新しい制服 君は話しかけてくれた、君は伝えてくれた友達になってください いきなり驚いたけど嬉しかったよ 明るい希望 勇気を出した君なら 私たちと輝ける 絆は消えない永遠に 君と友達になれてよかったよ 玲音は涙を流しながら聞いていた。 玲音「いい曲だね。ありがとう。嬉しい。」 香織「スマホに音源あってよかった。」 瑠璃香「歌えてよかった。」 香織「まだ覚えてたね。」 瑠璃香「名残おしいけど今日はもう帰ろう。」 三人は帰ることにした。 香織「愛紅空先輩ありがとうございました。」 愛紅空「満足できたみたいで良かったわ。」 三人は店を出た。 香織「楽しかった。」 瑠璃香「久しぶりのカラオケだったから少し緊張した。でも楽しかった。」 玲音「瑠璃香ちゃん可愛いかった。瑠璃香ちゃんのこと大好きになっちゃた。」 瑠璃香「嬉しい。ありがとう。」 香織「ねー二人ともなんか聞こえない。」 瑠璃香「確かに聞こえる。行ってみよう。」 玲音「レッツゴー。」 香織「確かこの道だと野外ステージがある場所かも。」 瑠璃香「もしかしてライブ?」 香織「ついた。」 三人がついたところには人がたくさんいた。人々の視線の先には 高校生五人が歌っていた。 香織「すごい。」 瑠璃香「みんな歌上手い。」 玲音「みんな可愛い。」 三人「これだ!」 コンサートは終わった 香織「じゃー帰ろう。」 瑠璃香「そうだね。もう暗いもんね。」 玲音「そうだね。」 三人は香織の家の前で別れた。 香織「また明日。」 瑠璃香「明日ね。」 玲音「うんトゥモロー。」 香織たちは家に帰った。 4章 部活動 香織「ただいま。」 母「お帰り。」 春香「お姉ちゃん。おかえり。」 香織は晩御飯をみんなで食べてお風呂に入り部屋に向かった。香織は今日の思い出を日記に書いた。そしてベッドに入り眠った。そして朝になった。 香織「おはよう瑠璃香ちゃん、玲音ちゃん。」 玲音「おはよう香織ちゃん、瑠璃香ちゃん。」 瑠璃香「おはよう玲音ちゃん、香織ちゃん。」 玲音「そちらは、妹。」 香織「そう妹だよ。」 春香「高嶺春香ですよろしくです。」 玲音「春香ちゃんよろしくね。」 瑠璃香「春香ちゃん可愛いね。」 香織「春香はみんなに可愛がられるよね。」 瑠璃香「じゃー学校に行こう。」 香織「春香いってらっしゃい。」 玲音「春香ちゃんまたね。」 香織たちは春香と別れ学校に行った。そして教室に入った。 香織「なんかみんなウキウキしてるね。」 瑠璃香 「今日放課後部活見学があるからね。」 香織「そうなんだ。ところで何に入る。」 瑠璃香「何にしよう、まあ見学行ってから考えよう。」 玲音「あのさーお姉ちゃんのことなんだけどー。あ!先生きたから後でね。」 香織「うんわかった。」 瑠璃香「なんだろう。なんか深刻そうな顔してたね。」 授業が始まった。 香織「玲音ちゃん大丈夫かなー。」 瑠璃香「なんか心ここにあらずだね。」 香織「授業終わったら聞こうね。」 五十分の授業が終わり休み時間になった。 香織と瑠璃香は玲音のところに行った。 玲音「きてくれたんだ。さっきの話なんだけど。お姉ちゃんね、ボーカル部作りたいみたいなんだけど部員が四人以上必要なんだってだから二人に入って欲しいの。」 香織「そうなんだ。いいよ。」 瑠璃香「もちろんいいよ。」 玲音「ありがとう。」 授業が全て終わり放課後になった。 香織「玲音ちゃん。お姉ちゃんのとこいこ。」 玲音「うん!お姉ちゃんペガサスクラスにいるから行こう。」 香織「瑠璃香ちゃん行くよ。」 瑠璃香「うん。ここにいるよ。」 香織「よかったまだ椅子に座っていたのかと思った。」 三人は三階のペガサスクラスに行った。 玲音「失礼します。」 愛紅空「玲音とその友達ですわね。どうしたの。」 玲音「どうしたのってお姉ちゃんの協力にきたんだよ。」 愛紅空「協力にきてくれたの無理に来なくても良いのに。」 玲音「大丈夫無理してない。みんな歌うの好きだから。」 愛紅空「そうなんだ。ありがとう。」 香織「愛紅空先輩、ボーカル部申請書に名前書きたいので紙ください。」 愛紅空「あるんだけどぐちゃぐちゃで。でも印刷すれば大丈夫。」 香織「私印刷に行ってきます。」 愛紅空「ありがとう。」 しばらくして香織が帰ってきた。 香織「お待たせみんな名前書いて。」 愛紅空「香織リーダーになる?」 香織「なんでですか。」 愛紅空「香織ちゃんコーラス部作りたくて入ったんでしょ。でも一年だから遠慮してろのですわよね。」 香織「なんでそれをしってるんですか先輩。」 愛紅空「それはカラオケの帰りあなたたちは、コーラスのコンサートを見てたでしょ。それできっとコーラスに憧れてやりたいと思ってるんじゃないかなーて。」 香織「カラオケの後すぐバイト終わったんですね。言ってくれれば一緒に帰ったのに。」 愛紅空「確かにそうだったわね。でも三人で楽しそうだったから言えなかったんですわ。」 香織「確かにそうですよね。」 玲音「リーダー決まったことだしコーラス部申請書書いて生徒会副会長に渡しに行こう」 香織「なんでふく会長なの。」 愛紅空「生徒会長は私なんだけど副会長が部活動の担当なんだ。」 香織「そうなんだ。じゃー渡しに行くね。」 香織は生徒会室に向かった。 香織「副会長申請書渡しに来ました。」 副会長「どれ、確認するわね。ボーカル部ね。いいわ、でも条件があるの。」 香織「なんですか?条件って」 副会長「それは体育館で一度コンサートやって。それでお客さん一人でも来たらボーカル部設立確立にするわ。」 香織「わかりましたありがとうございます副会長さん。」 副会長「もう副会長って呼ばないで私は山口 茉莉空、マリア先輩って呼びなさい。」 香織「わかりました茉莉空先輩。」 香織は教室に戻り報告に行った。 瑠璃香「あ、香織ちゃんが戻ってきた。香織どうだった?」 香織「大丈夫だったよ。それで体育館でコンサートやれば確定にするって。」 玲音「じゃー部活動の始まりだね。」 愛紅空「コンサートやるのですわね。じゃー曲作らないといけませんね。曲は玲音が作ってくれるから作詞をしてね。」 玲音「曲はまかせて作詞できたら言ってね。」 愛紅空「あ、そうだわ。歌作るのもいいけど部員も集めてね。」 香織「はーい」 瑠璃香「部員募集のポスター作らないといけないね。」 愛紅空「ポスターはあるよ。ほらこれだよ。」 香織「可愛いすごくいいじゃん。」 瑠璃香「今日は部員集め行こう。」 四人は部員集めのため外に出た。 香織「ボーカル部ですみんなで一緒に楽しく歌おう。」 瑠璃香「ボーカル部入っくださーい。」 香織「なんか見てる子いるね。」 瑠璃香「本当だね。」 香織「そこの二人、入りたくない?」 生徒1「私は大天使の大和田美沙。光が宿りし部活ボーカル部。見ていた私を照らしてくれたあなた天が味方してるようです。私はボーカル部にふさわしい存在。」 生徒二「僕は、大天使に気に入られた王子、中村絢香。可愛い子猫ちゃんたちに呼ばれたからには入らないわけにはいかなよ。僕と踊らないかい?」 瑠璃香「中村絢香ちゃんと大和田美沙ちゃんね。なんかキャラ爆発な子たちがきたね。」 香織「確かにね。でも部活楽しくなりそう。」 愛紅空「新しいメンバー増えるのはやーいですわね。」 美沙「愛紅空先輩じゃないですか。あなたは空にように広い綺麗な紅色の愛を持ったお姫様。」 絢香「これは、これは、姫ではないか会いたかったよ。」 愛紅空「美沙ちゃんと絢香ちゃんですわね。」 玲音「懐かしい組み合わせ。」 香織「なんで絢香ちゃんは男の子みたいなの?」 愛紅空「絢香ちゃんは、中学の時の文化祭の劇で王子役やってから気にいったみたいでずっとやってるんですわ。」 玲音「おねーちゃんは相手役のお姫様やったんだよね。そして美沙ちゃんが大天使役だったよね。」 香織「へーそうだったんだ。面白いね。」。 愛紅空「今日は、部員集まったからもう帰るわよ。」 美沙「私、大天使は瞬間移動で帰るわ。さらば、神の分け御霊達。」 絢香「僕もこの聖獣ペガサスで帰らせていただく。」 美沙と絢香はすぐに帰ってしまった。 香織「帰っちゃったね。六人で帰ろうと思ったのに。」 愛紅空「あの二人は帰るのだけは早いんだよね。でも初めて四人で帰れるわよ。」 香織「桜まだ咲いてるね。」 瑠璃香「咲いてるね。あと二週間くらい咲くかなー。」 玲音「桜はいいよね。すごく綺麗。」 愛紅空「桜は、薄いピンクが可愛いわよね。」 四人は桜について話しながら家に帰った。
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