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2週間前 、私が勤める九条探偵事務所にこの店の女性副店長が依頼に来た。
どうしても自分の店でその犯人を捕まえたい。そのチャンスがうちの店にはあると言っていた。
何故こんな大会社の副店長がうちみたいな小さな探偵事務所に?と疑問を持ったが、所長の十畳さんは「あなたの頼みなら」と依頼を受けた。いったいどういう関係なのだろう。
任命されたのは一ノ瀬、二瓶2人の探偵と新人の私3人。警備員として潜入する。
知っているのは依頼してきた副店長、警備室長の田村さん、警備の村瀬さんのみ。ここで画面を見つめている数人の警備員達はそれを知らない。
そしてついにその日が来た。
全員が着けているインカムに村瀬さんの低く冷静な声がした。
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