0人が本棚に入れています
本棚に追加
公園にいくつかのベンチがありまして
彼と彼女は適当なところに座って
ゆったり。
そうしていると、ちょっと疲れちゃってきた彼女がポケットから100円ライターを取り出し火をつける。
彼女は「ねぇ、ちょっと花火っぽくない?」何て言う。
彼は笑いながら、無言で彼女をみる。
そして、「今日という日は思い出だね」というと、彼女は笑って
「こんな所でも思い出作れるんだね。皮肉じゃないよ、皮肉じゃないよ。」と言った。
彼は公園の街灯とライターの火と彼女が
寂しさと美しさと夢模様に感じたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!