権利

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権利

何もない僕には、 自分以外の誰かに何かを与えることができない。 しかし、与えられたものも落としてしまう。 所詮は何もない器に過ぎないからだ。 どうすればいいのだろうか。 誰かに、何かに縋るだけの 自分が情けなくて仕方がない。 実に弱い人間だ。 そんな自分には、 やはり変える以外の選択肢はないだろう。 そんなことを思いながら、 ただひたすらに変えるための術を模索する毎日である。
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