【2.一夜の過ちの結果】

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「……はあ?」  どんな手段でもって……。まさかこの人、わたしを妊娠させることも、最初から計算に入れてたって言うの……?  だとしたらわたしは、やっぱりまんまと嵌められたんだ、コイツの策略に。 「透子、これで君は俺のものになるんだな」 「何言って……!」  わたしは絶対に、この男のものになんてならない。……絶対に、後悔させてやる。  わたしを利用したこと。 「透子、俺はずっと透子のそばにいるから。……ずっとずっと愛してやるから、覚悟しておけよ?」 「はあ? 何言ってっ……」  その言葉の後、わたしの唇は高城藍によって塞がれていた。 「な、何するの……!?」 「透子、君は俺のものだ。……誰にも渡さないよ」 「ちょっとアンタ、何言ってっ……!」   そして次はこう耳元で囁かれた。 「君は俺の子供を妊娠した。……ということは、俺は君の夫になるんだよな」 「夫……?」 「俺と結婚しよう、透子」 「……え?」  結婚……?え、わたしが!?コイツと結婚!?いや、あり得ない……!  そんなの絶対にあり得ないから……! 「透子も赤ちゃんも、必ず幸せにする」  それは、クズ御曹司からのプロポーズだった。
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