【5.三度目のプロポーズ】

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「え……。ちょ、んんっ……!?」  抵抗する間もなく、わたしは高城藍に唇を奪われてしまう。 「ちょっと、何でキスするの……」 「まぁしたかったからって言うのもあるが……。今ここで君に、永遠の愛を誓いたいと思って」  そう言われてわたしは「はぁ……?」と返事をした。 「永遠の愛って……。やめて、そういうの……」  なんかこう、永遠の愛なんて言われると気持ち悪い気もするけど……。 「いいだろ? もう君は、俺のものなんだから」 「……あのねぇ、わたしはものじゃないんだけど」  と言い返すも、ニヤリと笑った高城藍から抱き締められてしまい、そのまま何も言い返せなくなった。 「透子、お前のことは誰にも渡さない。……お前は俺だけのものだから」 「……バカじゃないの」  なんでそんなことばっかり言うのよ……。 「そうだ、俺はバカだよ。……だって俺は、君をこんなにも愛してしまっているんだから」 「……愛してるなんて、簡単に言わないで」  そう言ったのにまた唇を奪われてしまい、また【何度でも言う。愛してる】と言われた。
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