【8.支え合っていくこと】

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「おはよう、透子」 「藍、おはよう」   あれから結婚して三ヶ月が経った。 「藍、フルーツ食べる?」 「ああ。もちろんだ」  相変わらず藍は、わたしたちを溺愛している。毎日のようにわたしたちに愛を囁く藍は、いつだって嬉しそうに笑っている。 「透子、今日はハチミツ多めにしてくれるか?」 「え? まぁ、いいけど……。朝からそんなに甘くしていいの?」  藍にフルーツを切りながら問いかけると、藍は「ああ。今日は甘いのが食べたい気分なんだ」と答えた。 「分かった。じゃあちょっと多めにするね」 「おう。よろしく頼む。 俺、顔洗ってくる」 「うん。分かった」  わたしはフルーツを切った後、器に盛り付けてヨーグルトとハチミツを多めにかけてテーブルに並べた。   「藍、シリアル食べる?」 「ああ、食べる」 「分かった」    シリアルの箱を開けてお皿にザラザラと盛り付けると、そこに豆乳をかけてテーブルに置いた。 「藍、朝ご飯出来たよ」 「おう。ありがとう、透子」 「ハチミツ、たっぷりかけておいたから」  藍は「いただきます」と手を合わせてから、フルーツを食べ始めた。
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