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この世を襲った五度の厄災があった
それはそのどれもが1歩間違えれば人類が、地球が滅ぶ程の大厄災だった
その度に綱渡りをしてきたのだ
生き延びるか滅びるかの綱渡りを…
五度目を乗り越えた人類は考える
1度目は偶然、2度目が必然、二度あることは三度あり
それ以降も続く厄災はこれ以降も続く事を示しているのではないかと
そして思うのだ
ならばその時に迅速に動ける機構が必要だと
ーーー「九頭家」
各厄災にて活躍した超人的能力を持つ、もしくは活躍が見込まれる人類の守護者たる九つの家、選定された救世主
それ以降の厄災に活躍が見込まれた!
………だが、不思議なもので
備えた途端にその厄災がピタッと止まる
備えた時程それを使う時が来ないおそらく皆様にも経験があるのではないだろうか
だが厄災の経験があるためお役御免と解体することも出来ず、それらの威光は形骸化しつつも歴史は流れる………
第伍厄災より80年の時が経つ
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