凌辱の果て

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目を覚ませばまだあの部屋で、隣の部屋から微かに何かが聞こえてきて耳をすませば若い男性の喘ぎ声が聞こえてくる。 何が起きてるのかと思ったが、首輪に繋がれた鎖はベッドの柵に繋がれたままで見に行く事が出来ない。ベッドの軋む音も聞こえてきて、俺は何が行われているか理解した。 しばらくして声がやみ、扉が開いてゲイルが入ってきた。俺の元まで来て手を伸ばしてきたので、俺も犯されるかと身構えれば頬に優しく触れられて驚いてゲイルを見る。 「良かったな?抱かせてくれる奴居るからお前はもう要らない」 「え?」 首輪を外され腕を掴まれて無理矢理引っ張っていかれ、外に押し出されて扉が閉められ鍵もかけられた。外は昼間だったが全裸でどこへ行けと言うのか… 服を返してもらったところで破れているが、ズボンとパンツくらい返して欲しい。だが仕方ないので側でしゃがんで誰かが出てくるのを待つが、お腹が鳴ったので仕方なく森の中を進む事にした。 枝を折って頼りないが武器にして、警戒しながら歩いていればたくさんのキノコが生えて居る場所を見つけた。匂いを嗅いでみてもよく分からないし、お腹も空いてきたから食べても良いかな…いっぱい生えてるしお腹もふくれるよな? 茶色の丸い傘で軸はギザギザの線が横に入っている見たことの無いキノコで、まずは舌先に乗せてみた。痺れる感覚も無いし、生食で腹壊すだけだろと思い食べてみた。キノコ特有の味があるが、甘い蜜のようなものが口に広がりこれは美味しいぞ?
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