凌辱の果て

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身体を起こしてくれて濡れタオルで口元から拭かれ、全身拭かれてゆきグラスを手渡された。激しい快楽の余韻で震える手でグラスを持っていたが、ゲイルは俺からグラスを奪い口移しで飲ませてくれる。 ぐったりもたれかかればまた押し倒され、エルに止められていた。流石に死んでしまうと止められていて、恐ろしくてそっとエルに手を伸ばして袖を掴めばじっと見つめられゲイルに止められていた。 「そろそろ拠点移動しようと思うんですがどうです?」 「良いな。そろそろだと思ってたし」 「きょ…てん…?」 「あぁ私達一応旅人ですので。まぁ旅人と言っても愛らしい人を探して自分好みに育てて歩いてるだけなのですが」 「エルはマニアックだからハマると大変だぞ」 「人の事言えます?気に入った人をわざと魔物に犯させて消毒セックスとか言ってた人が」 二人は睨み合うように見合っていたが、こっちとしては恐ろしい話しすぎて…早く元の世界に帰れる方法探すしかないんだが…当分先になりそうで仕方ない。 なんとか起き上がり、ポスっとゲイルにもたれかかれば顎を掴まれまた水を飲まされてゆく。飲ませ終わったのかグラスをエルに手渡し、俺の目の前に手をかざされ視界が揺らいでいく。 意識が遠のいてしまい倒れそうになったがゲイルが受け止めていて、ベッドに繋がれた鎖を外していった。
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