凌辱の果て

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最近誰かが必ずそばに居てくれて一人になることなんて無かったけれど、たまたま一人になってしまったので小屋の中を散策する事にした。 腰がガクガクで歩けないので四つん這いで歩いていて、エルの匂いのする部屋やゲイルの匂いのする部屋もあり腹の奥が疼いてたまらない。 そんな中ある部屋に入れば物置みたいな部屋があり、部屋の真ん中で布のかけられた大きな何かがあり布を外せば姿見だった。 その向こうには元の世界の俺の部屋が映し出されていて、恐る恐る触れれば体が引き込まれてしまい意識が飛んでしまったが目を覚ませばベッドに仰向けに寝ていた。 起き上がって部屋を見渡せばヒーロー物のフィギュアやポスターがあり、俺はヒーローが大好きだった事を思い出す。 よろよろと立ち上がってリビングへ行けば妹が膝を抱えながら泣いていて、歩み寄ろうとしたら足がもつれて倒れた。 「誰…!?お、お兄ちゃ…何その格好…」 「え?あ、あれ?」 首元に触れれば首輪がついていて、鎖もついていて夢じゃなかったことを俺に思い知らせてくる。起き上がってソファーに座り、なんとか説明していけば妹は俺の方をじっと見ていて顎を掴んで自分へ向かせて唇を重ねてきた。 舌が絡められてゆき、気持ち良くて首に手を回す。しばらくキスを堪能していれば離れられ妹はどこかへ向かいしばらくしてからロープと服を持ってきた。 手際良く亀甲縛りをされ、妹が足を組んで俺を見る中もたもたと服を着てゆく。どこかに出かけたいらしい。
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