序章

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 一人の少女がいた。少女は、愛に飢えていた。  一人の少年がいた。少年は、愛に裏切られた。  少女は、誰かに愛してほしかった。  少年は、真実の愛を探していた。 俺たちは求めていた。誰に、裏切られることのない愛を。  だから、俺たちは出逢ってしまった。そして、どうしようもなく惹かれ合ってしまった。だが、運命は残酷で、アイツらは俺からあの子を...カリンを奪っていった。俺の全てを。_それでも、俺はカリンを手に入れることを諦めなかった。そしたら、今度は、運命じゃなくて未来が俺たちに味方した。俺はまたカリンと出逢えたんだ。未来のために、絶対二人で幸せになろう。二度目の出逢いは、間違えない。  俺は、あの焔の日に、二つ誓ったことがある。一つは、選択を誤らないこと。もう一つは___。
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