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「雨音がしてね。なんとなく聴いていたい気持ちになったのよ。雨様々だわ。前宮さんとお友達になれたんだもの」
食べ終えたゴミをどうしたらいいかと尋ねてきた後、前宮さんは再び靴を履いてラズベリーの元へ。
「沢山採りますね!」
元気な声と雨音が重なっていた。
「風邪ひかないでよ」
「大丈夫です!」
子供らしいテンションの高さに頬が自然と緩んでいった。
雨音が弱くなってきていた。そろそろ雨は止むだろう。きっと、直ぐに止むはずだ。
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