1回目のくしゃみ

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どうも、坂本洸太郎です。 おはようございま…せんだわぁぁあ!!! え、なにこれ?なんで包帯ぐるぐるまきになってんの?俺? てか、なんで保健室に? 「えっと、お昼になって、飯にしようと思って、ひろと話して、くしゃみして、ぁぁぁあああ!!!」 俺、オレ、おれ、キッ、キスしたんだ! くしゃみして。 どうしよう…どうしよう…どうしよう…どうしよう…どうしよう… 俺ってば、女の子に、しかもあのマドンナに、なんてことをしてしまったんだ…!!!! って、くしゃみしてどうやったらキスになるんだよ~!!おかしいでしょ!?普通に考えて! なんて、頭を抱えていると誰かの足音がしてきた。 ま、まさかマドンナか!? まって、まだ心の準備が…!! ヤバい、ここはひとまず、隠れないと。 そして、少年がベッドの下に潜り込もうとしたそのとき…! ガラッ 「あ、お前起きてたのか~。って何してんの?」 「え?なんだ、せんせーか。びっくりさせないでよ〜!」 「なんだよ?その言い方は失礼だろ。」 そう言って、保険医は少し不服そうな顔をする。 「ごめん、ごめん。って、それより何これ?」 「なにこれって、なんのこと?」 「だから!包帯だよ!!なんでこんなぐるぐるまきにされてんの?!」 「おい、静かにしろ。ここは保健室だ。」 「質問に答えてよ。てか、保健室っていったって俺達以外、誰もいないし…」
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