胸が高鳴るから――

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「どうして君はうちで教鞭を執ろうと思ったの」 美人なロボット心理学教授のその問いに僕は、すはっ……とほんの浅く深呼吸した。 なぜかってそれは……生徒として貴女を一目見た時からドキドキして……。 「此処は、胸が高鳴る場所だからです」 すると彼女はにやりと口角を上げた。 「恋をするぐらい上手く成長したようね。ああ、これからもよろしく頼むわ。学部の准教授としても、
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