ケンサク君とサーちゃん

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 バクバクと心臓が高鳴る。  こっ、これを選んだら…… サーちゃんと……  でも、ラベルと実際が違うってバレたら幻滅されてしまうかも……  ……いや、もうこの際、ワンナイトラブと割り切っちゃえば、さっ、サーちゃんとヤれ……  喉がカラカラになる。  悶々としてきた。  サーちゃん。サーちゃんと……  いやいやいやいやいや。  いかんいかん。  めっ、目先の誘惑に負けるわけにはいかない。その後他の誰かにサーちゃんを取られるなんて考えられない。やっぱり、サーちゃんは僕の運命の人だから。
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