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「仕方ないよね、この3人だもん…」 「なおー、何ボソボソ言ってんだー、置いてくぞー」 「あ、待ってよ、今行く」 ため息を吐いて、3人に追いつく。 大木菜穂子 肩にかかるくらいの黒髪ストレート、前髪はぱっつん 背は155cm瞳は黒 とまあ、至って平凡な容姿。一見、きつそうな印象を受けるが、実はとてもよく喋る、少しおっちょこちょいな普通の女子高生だ。 制服をきちんと着こなし、それがとてもよく似合っている。 そしてその菜穂子の親友、ゆう。  児玉優雨 中学から一緒の菜穂子の大親友。茶色のショートヘア 背は154cm 瞳は茶。 制服もやや着くずし、菜穂子とは正反対に見えるが、実は優等生。成績はいつも上位で、テスト前は菜穂子と彼氏の翔の3人で、勉強会をするほど。おかげで翔も菜穂子もいつも平均点以上は取れている、ゆうに感謝感謝である。 「あ、しまった!なおーごめん、置いてっちゃった!」 と言いながら、ゆうが駆け戻ってくる。 「大丈夫だよ、三人いるし、ゆうは翔くんといなよ、私とはまた授業一緒じゃん」 「えー、なお優しいなー、じゃあ、お言葉に甘えて。またあとでねー」 と、また翔の元へとかか戻っていく、いつも朝から元気だな、と、ふっと笑みが溢れる。
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