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いつもはそれで終わるのだから、今回は違った。なかなか遠のかない顔に?となり、 「?どうしたの?」 と聞くと、途端にガバッと覆い被さられる。 「えっ!!えっ!ちょっと待って!何!!」 「菜穂子、俺だいぶ待ったよね?もうそろそろやらしてよ」 「はっ⁉︎やらしてってなに⁉︎まだ付き合って10ヶ月だし!私まだ中学生だし!」 「おれは高校生だし、今時中学生でもやってるって。10ヶ月も我慢したんだぜ、いいじゃん、やらしてくれよ」 と、体をぐいぐい押され、少し怖くなった菜穂子は部屋の隅まで逃げる。しかしそんなに大きくない部屋だ、あっという間に追い詰められる。 菜穂子だって思春期だ。おぼろげながら知識はあるし、いつからそうなれたらいいなとも思っていた。でも、今じゃない! 「ごめん、今はやだ。」 「いつまで?いつまで待てばいい?俺、かなり限界だよ?」 「うん、いつからそうなれたらいいなって思ってるよ、でも今じゃないかなって…」 菜穂子がモゴモゴと言うと、彼は豹変する。
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