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あっ、回覧板だ……
何だ?
【BL友の会より。
今回、BL友の会を開催予定しています。
これは秘密厳守です。
このアルファ・ビルヂングには沢山のBLの方が存在してます。
今回、BL限定で飲み会を開催したいと思います。
主催は私、202号室の奏斗と誠二です。
BL達の日頃、誰にも言えない悩みや惚気を語り合おうじゃありませんか!】
な、な、な、何なんだ!これは……
ここはヤバいBL軍団のマンションとは思っていたがまさか、オレまでBLに思われてるなんて……
カゲの野郎、オレの部屋に勝手に入るから、皆んなから怪しい関係に思われてんだ!きっと。
誤解を晴らさないと、オレは一生BLと思われてしまうぞ!
カゲを呼んで、202号室の奴らに誤解を解かなくちゃ!
「俺ならここに居るぜ!」
「わっ……また、勝手に俺の部屋に入りやがって!」
「面白そうじゃないか!俺達も参加しようぜ!
BLに思われても別に良いじゃないか!
だって、ここアルファ・ビルヂングはBLの集まりなんだぜ!
郷に入っては郷に従えって言うじゃないか!
それに、食べ物飲み物、彼らが全て出すんだろ!
お腹も空いたから参加しようぜ!」
「そ、それもそうだな……行くか!」
《ピンポ〜〜ン♪♪♪》
「あっ、カゲさんとひーちゃんだ!」
「いらしゃい!もう、始まってるよ!」
「あっ、自己紹介するね。俺、誠二。」
「僕、奏斗」
「僕達、ラブラブなんだよ。」
「誠二、2人の前でそんな事を言うなよ。」
「だって、僕達、ラブラブでしょ!
上がって!上がって!もう、始まってるから!」
「ア〜ン♡♡……駄目だって!」
「いいだろ!皆んな俺達と一緒なんだから!」
「皆んなが居るから燃えるね……」
「君達も始めたら……」
そこまで見たのはヤバい光景だった……
「ヤバいぞ!カゲ、逃げろ!奴ら、集団で始めてるぞ!」
「ひーちゃん、郷に入っては郷に従えだぞ!」
「カゲ、お前はそれで良いのか?
俺は絶対、嫌だーーーーっ!」
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