後悔

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後悔

 私はその瞬間をドキドキしながら待ち続けた。  それは避けることのできない瞬間なのだが……何故か胸の高まりが自分を支配する。  初めての経験。  現実感のない未来。  どこか『自分には関係ない』と楽観視している自分。  いつ来るのかという不確かな報せ。  人間としての様々な欲求が入り混じって、不謹慎にも私の胸は高鳴っていた。  経験すればその答えは自ずと見えてくるものである。  しかし、その時の私はまだドキドキに酔いしれていただけかもしれない。
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