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「……?」俺の不穏な様子に、店長が眉をしかめる。「どうした? メグちゃんとなんかあったのか?」
「実は……」
結局、俺は昼間のことを店長に話してしまった。
「そっか。それでずっとテンション低かったんだな」店長が悲しげに笑う。「ま、でもそれはそれ、これはこれだ。早く彼女に伝えてやりな」
「……はい」
俺がメグさんにメッセージを送ると、すぐに返信が帰ってきた。彼女の家にはもう VHS のデッキはないらしい。それを伝えると、店長は 「ウチに2台デッキがあるから、それで再生しよう」と言ってくれた。
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