闇の中

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それから、明日がレポート提出日で、明後日は試験日でありました。 ジギタリスとストロファンシスは、研究室に籠りマウスによる実験を行なっていました。 他の者は、提出日が明日に迫ってるので、嫌々ながらにマウスによる実験をしていくのである。 ジギタリスは、魚毒作用のあるブットレアの仲間、酔魚草のレポートをまとめ上げるのであります。 ストロファンシスは、魚にとっては有毒であるサポニン系化合物のレポートをまとめ上げるのでありました。 他の者たちは、通常の毒を使っての実験レポートをまとめ上げていました。 そして、試験日に挑む皆んなでありました。 果たして今回は、誰が最高点を取るのか? 玉のイヤリングは、誰が授与されるのかでありました。 試験内容は、魚の特性、魚毒の作用などが出題されていました。 皆は解答用紙を出して、それぞれの部屋に戻って行きました。 「どう、だった?ストリキニーネ、、」 「ううーん、、まぁまぁかな?ドクサリコ、、」 「ジギタリスは、どうだった?」 「そうだね、、自信はあるよ、、ストリキニーネ、、」 「ふぅーん、そうなんだ、、、」
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