お嬢様はどうしても俺に無茶振りをしたいらしい。

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「喜びなさい、執事。今日は貴方のために私が直々に制服を用意して差し上げたわよ!」 「ありがとうございます、お嬢様。ですが…私は旦那様から支給されたこの制服に誇りを持っております故…。」 「何よ?私の言うことが聞けないの?あなた、今は私の専属執事でしょう?」 「そうでございますが、これは貴女様に仕える為の規則ですから。」 「そんなことはどうでもいいのよ!いいからこれを着て来て頂戴!」 「…かしこまりました。」 俺は執事。このお屋敷に仕えてもう15年になる。今仕えているお嬢様は御年17歳になられる立派な淑女だが、旦那様の晩年にできた一人娘のため甘やかされに甘やかされて育っているので多少我儘気質なのは否めない。とは言え、彼女がよちよち歩きの頃から見守っているわけだ。 「甘やかしているのは、俺も一緒か…。」 なんて独り言をぼやきつつ、俺はお嬢様からもらったブラウスを着て、スカートを…。ん?スカート…?
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