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そんな話をしていた事なんて、わたしは知らなかった。
後で聞かされて、驚いたんだ。
わたしが出勤していると、
『由美。おはよう。』
と、声をかけられた。
『おはよう。恵。』
と、挨拶を返した。
彼女は、会社の同期で、友だちの中田恵(なかた めぐみ)。
わたしの趣味である「映画鑑賞」という共通の趣味で仲良くなった。
他愛ない話をしながら、それぞれ自分の席へ行く。
〜お昼休み〜
『恵。ご飯行こう。』
『うん。』
二人で、会社を出て、予約してあったお弁当屋さんへ向かう。
『恵。いつも思うんだけど。会社近くにお弁当屋さんあるのって、ありがたいよね。』
『ふふ。そうだね。』
『色々なお弁当あるし、美味しいし。』
『そうだね。てか、由美。それ毎日言ってるよね。』
『うん。本当の事だし。
毎日そう思っちゃうんだもん。』
そんな話をしながらお弁当屋さんに到着し、お弁当持って、会社へ戻った。
お弁当を食べながら、
『今度、どの映画を観に行こうかなぁ。
由美。何かオススメとかある?』
『ん~。そうだね。後で調べてみるよ。』
『うん。お願い。いいのあったら、また一緒に
行こうよ。』
『そうだね。いいの見つけたら、知らせるね。
でも、わたしはいいけど、パートナーと一緒に
映画観に行かなくて良いの?』
『観たいのが一緒なら、3人で行こうよ。』
『え~。わたし、お邪魔虫じゃん。』
『そんな事無いよ。』
『でもなぁ。』
『じゃ、パートナーに誰か連れて来る様に、言うよ。
ダブルデートにしようよ。』
『え~。一応、初対面の人って、苦手なんだけどな。』
『大丈夫。一緒に居るし。ね。』
『わかったよ。観たい映画が、一緒だったら、そうしてもいいよ。』
『うん。一緒だったらね。約束だよ。』
そんな事等々を話してる内に、お昼休みが終わった。
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