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「大魔王様、私に考えがあるのですが」
「何だ」
「しかし1つ気になるのは、レンダラーの母国がどのような対応をしてくるかだ。場合によっては、多額の賠償を請求してくる可能性もあるわけだ。我々はレンダラーを勝手に利用しているような物だからな。なので、できるだけレンダラーに頼らない戦い方をしていって賠償額を少なくしていこうと思っている」
「そうですね」
「というか、君の中にいるレンダラーとはコンタクトが取れんかね。自らの意思があるはずなんだし」
「それが、何も言ってこないんです」
「そうか、それはそれで」
隊長とコウタロウ隊員との秘密の会話が続いていった。
「なるほど、次々と強い怪獣を繰り出していって、レンダラーの活動エナジーをできるだけ多く消費させていって、それでレンタルヒーローの星からの多額の請求を地球人達に押しつけさせるってわけか」
「左様でございます」
「しかし、レンタルヒーローとその本星については我が母星でも謎のままの状態だ。ようし、今度わしが地球にやってくる時までに何らかの進展を見せてみよ」
「かしこまりました」
―――終わり―――
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