レンタルヒーロー・レンダラー

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「名前はレンダラー、身長は40m」 魔王はモニターに映るヒーローの姿を見ながら、家来による説明を聞いていた。 モニターの映像が次々と変わっていき、家来は説明を続けていった。 「街のあちこちにこのような箱が設置してあり、誰かがこれに貨幣を入れる事で姿を現すようになっています。金額が少ないと途中で動かなくなります。その代わり続けてお金が入れられていくと、延長して活動を続ける事ができます」 「なるほど」 「胸にあるランプは、最初は青く、箱に入れられた金額に比例した活動エナジーが少なくなると赤く点滅するようになります。そして0になるとランプが消えて停止します。ただし死んだのではありません。人間達による奉仕によって活動可能になるという事です」 「レンタルヒーローか。余も聞いた事がある。宇宙のとある星からあちこちに派遣されていくヒーロー。人々の幸福をおびやかす存在を片付けていく。ただしタダで活動するのではなく星の住民達からの奉仕が必要であるとか。いずれにせよ、我らの地球征服の妨害となるからには無視するわけにはいかない。ようし、もっと強い怪獣を作り出せ」
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