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「笑っていただけたら、本望デございマス。アア、それと検索終了しまシタ。どうやら新しく皆さん副業されるソウデス。」
「どんな副業かい?」
オレが聞くとそのオモシロロボットは流暢に説明しだした。
「ええと、レンタル禁止物レンタル屋始めましたデスって。レンタル禁止物をレンタルしませんか、私たちはあなたの悩みに答えます。全てのネットや図書館の奥にしまわれてしまったデータをサルベージすぐにします。お代はいただきませんが、立体動画を見ていただいた広告料が私たちの収入になります。学校の調べ学習や大学、研究機関での論文作成のおともに、趣味のディープな調べものにも対応します。あなたのそばに、レンタル禁止レンタル屋を。」
なにかこのレンタル禁止物レンタル屋自体がマユツバものみたいだが、オカルトファンとしてはそそられるな。
「どれどれ、さっそくレンタル禁止物レンタル屋の情報もタダでこんなに見れるんだもんな。いいなこれ。これだとバイトしながらボランティアもできそうだ。ボランティアのほうも有償ボランティア化してほしいのはやまやまだけどね。でもこれ、オレの趣味のことも調べられそうだ。さっそく透明人間のことについても調べてみるか。ありがとよ、オモシロロボットとその相方の兄ちゃん。」
オレがそう言うと、ロボットはとても誇らしげな顔をしていたが、兄ちゃんのほうは少し浮かない顔をしていた。
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