憂鬱は過ぎ去って

雨の音が好きだ。でも雨は嫌いだ。

蘇芳

6分 (3,060文字)
超・妄想コンテスト「雨音」応募作品

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あらすじ

 わたし、鴻那由多は雨の音は好きだけれど、雨は嫌いだ。  なんとなく頭がボーッと痛くなるし、湿気のせいで髪の毛は膨れて乱れてしまう。  とくに雨の朝、出勤準備をするのは憂鬱だ。  けれども獣人の同居

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